この1年が最初で最後のクラシック制覇のチャンス

北海道の函館競馬場では、最も早い2歳馬の重賞がジャパンカップされます。夏の6月から7月にかけて函館開催が行われますが、後の秋シーズンになると2歳G1重賞が開催されますから、2歳馬たちはこの重賞を目指して駆け抜けていきます。年が明けると2歳馬たちは3歳馬となり、それと同時にクラシックシーズンを迎えることになります。皐月賞や日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス、秋華賞、NHKマイルカップといった3歳馬のクラシックシリーズは、このレースの制覇を関係者などが心待ちにしており、3歳馬たちにとってはこの1年が最初で最後のクラシック制覇のチャンスとなりますから、ほぼ完成に近いスピードと能力、そして運と言う要素が求められてきます。3歳の秋ごろからは、4歳以上の古馬も入り混じる混合レースにエントリーが可能になります。そして年が明けると3歳馬たちは4歳馬という古馬の世代への仲間入りを果たし、その後は古馬を対象とした重賞レースへの参戦を行っていきます。古馬になると、もう完全体間近という状態ですから、後はこの時期に距離適性という部分がハッキリと見えてきます。3歳馬のクラシックよりも高いスピード性能が求められ、最強馬と呼ばれた馬たちもこの古馬であることが多いです。レース馬としての活躍を終え、引退していった馬たちは乗馬用の馬になるか、余程の実力馬であればフューチュリティステークスに入り、種牡馬として新たな一歩を歩みだしていきます。その種牡馬の遺伝子を受け継いで、未来のスターホースが誕生していくのです。